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この場所の物語
国道299号の路肩に、白亜紀の足跡がそのまま置いてあるんですよね。瀬林の漣痕、という名前の、あの岩のことです。車を降りてしばらく眺めていると、ここが恐竜の歩いた地面だったという事実が、じわじわと実感になってくる。神流町に来て、はじめてそういう気持ちになりました。
神流町恐竜センターには、化石発掘体験のプログラムがあって、自分の手で掘るという時間が用意されているんです。博物館を見て終わり、じゃなくて、土に触れることで何かが変わる、そういうぐあいの場所なんだなあと思います。道の駅万葉の里に寄って、売店をのんびり眺めてから、また山道に戻っていく、そんなふだんの動線が、ここには自然とできていて、いいんですよね。
赤久縄山の方へ足を延ばすと、早滝や小豆の滝が塩沢川沿いに続いていて、石灰岩の地層がつくった地形のなかに、滝がいくつも静かにある。冬には氷瀑になるというのも、この土地の地質と気候がそのまま出た話で、ふしぎでいいなあと思います。恐竜グッズを手に取りながら、その足でこういう山の奥に入っていける、そのふり幅が、神流町のおもしろさなんです。
群馬県神流町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 赤久縄山
山