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この場所の物語
卯之町の通りを歩くと、江戸時代の宿場の格子窓と、明治15年に建てられた旧開明学校の白壁が、ごく自然に並んでいるんですよね。どちらも「昔のもの」として遠ざけられていなくて、いまも人が出入りしている、そういうぐあいが、この町のふだんの顔なんだと思います。
四国西予ジオパークの地形は、宇和海から宇和盆地を越えて四国カルストまで、東西にずいぶん高さが変わっていきます。柑橘の畑、大野ヶ原の牧草地、海の養殖いかだ、それぞれが同じ市のなかにあるというのは、すこしふしぎでいいなあ、と思うんです。拠点をここに置くと、日によって全然ちがう景色の中で過ごせる、そういう土地です。
400年前から続く泉貨紙や、かまぼこ板の絵展覧会みたいな、手仕事と遊び心が混ざった文化も、この場所には根づいています。愛媛県歴史文化博物館で南予の民俗をじっくり見た後、宝泉坊温泉でゆっくりするような、そんな一日のリズムが、ここではごく自然に組み立てられるんです。
愛媛県西予市に泊まる
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