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この場所の物語
瀬戸内海国立公園の水際に、6つの駅が点々と続いている。松前町は、そのひとつひとつが小さくて、ホームに立つと海の気配がすぐそこにある、そういう町なんですよね。
島が700以上も浮かぶ内海は、波が穏やかで、光がやわらかく水面に散る。古くから畿内と九州を結んだ航路の記憶が、この静かな水面の下にそっと沈んでいて、それを知ってから眺めると、ふだんの散歩がすこし変わってくる気がします。
リヒトホーフェンが19世紀に絶賛したという風景を、いま自分の目で確かめられる、というのがいいんですよね。遠くから来た人にとっては、その水平線の向こうに島影が重なる眺めが、写真で見たものとは全然ちがって、もっとひっそりしていて、もっと本物だったりする。
駅から歩ける距離に海があって、内海の光の中でPCを開いたり、ぼんやり本を読んだりする時間が、ここでは自然と手に入る。温暖で雨の少ない瀬戸内海式気候の中で、そういうふだんの時間が積み重なっていく場所です。
愛媛県松前町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 瀬戸内海
- 古泉
- 松前
- 岡田
- 地蔵町
- 北伊予
- 伊予横田
自然公園
駅