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この場所の物語
肱川の水面に白い霧が這いおりてくる朝が、この町のいちばん素の顔だと思うんです。冬の盆地に冷気が溜まって、川を伝って海へと吹き降りる「肱川あらし」は、自然がまだこの町の暮らしに混じり込んでいる証拠で、それを眺める展望公園がちゃんとある、というのがいいんですよね。
城下町の骨格は、歩けばすぐわかります。大洲城の天守が肱川越しに見えて、1900年竣工のおおず赤煉瓦館が通りにある。木蝋で栄えた明治の商人・河内寅次郎が1907年に仕上げた臥龍山荘の庭は、国の名勝に指定されていて、その丁寧さが、当時の繁栄のぐあいを静かに伝えてくれます。志ぐれを売るあさもやに寄って、まちの輪郭をゆっくり確かめるのも、ふだんの散歩にちょうどいい。
山あいには小薮温泉の木造三階建旅館があって、鹿野川ダムの下流という立地が、なんともひっそりしていていいんです。ICタグシステムを入れた市立図書館で本を借りて、川沿いを歩いて、夜は鵜飼いの話をする、そういう一日がここでは自然につながっていく。歴史の重さを肩に感じさせず、ふだんの暮らしの中にそっと溶け込ませている町だなあ、と思います。
愛媛県大洲市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 臥龍山荘庭園
- 如法寺仏殿
- 大洲城三の丸南隅櫓
- 大洲城
- 大洲城
- 大洲城
- 臥龍山荘
- 臥龍山荘
- 臥龍山荘
- 長浜大橋
- 瀬戸内海
- 出石山
- 神南山
- 伊予大洲
- 伊予長浜
- 新谷
- 八多喜
- 伊予出石
- 西大洲
- 伊予平野
- 春賀
- 五郎
- 伊予白滝
- 喜多山
- 新谷
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