魚介の料理
佐賀県 唐津市
呼子のイカの活き造り
さちとあじ · FOOD & DRINK
生け簀の烏賊をその場で捌き、透けた身を刺身にする。残った足は天ぷらにする。
この場所の物語
注文を受けてから、生け簀のほうへ網を入れるんですよ。掬い上げて、その場で捌いて、そのまま皿に載せていきます。台所と席のあいだが短いほど、身は透きとおったまま出てくるんですよ。皿に描かれた模様が、身の下からそのまま透けて見えます。烏賊の身は、時間が経つと白く濁ってくるものなんですよ。
だから、透明であることが、そのまま新しさの証しになります。歯を入れると、こりこりという音まで聞こえてきます。烏賊はケンサキイカで、旬は4月の半ばから10月の半ばまでです。呼子のあたりでは、これをヤリイカと呼んでいるそうです。港では朝市が立って、干した烏賊がずらりと並んでいます。
身を食べ終えると、残った下足を持っていってくれます。塩焼きか天ぷらにして、そのあとに戻してくれるんですよ。1杯で2度、姿の違うものが出てくることになります。透明だったものと、揚がって縮んで茶色くなったもの。それが同じ烏賊だというのが、なんだか不思議なところです。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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