集い
有田雛のやきものまつり
Porcelain Dolls in Arita: A Festival in a Kiln Town
集い · Gathering
この場所の物語
二月になると、有田の町に雛がならびます。
布ではなく、やきものの雛です。有田は磁器の町ですから、雛も磁器でつくるんですよ。
店にも、窯元にも、家の玄関にも、かざられています。歩いていくと、次から次へと出てくる。
白い肌に、藍と赤。つるりとして、光っています。ふれると指がひやりとします。
布の雛は、やわらかくて、あたたかい。やきものの雛は、そのぎゃくです。かたくて、つめたい。
どちらがいいという話ではありません。ただ、有田はこうなんだなあ、と思います。
山にはさまれた、細長い町です。冬のあいだも、窯の火は消えません。
茶碗をつくってきた人たちが、その手で雛をつくる。
桃の節句がすぎるころまで、雛は出たままです。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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