菓子
香川県 東かがわ市
和三盆
さちとあじ · FOOD & DRINK
細かい砂糖を木型で押して干菓子にする。口に入れると崩れ、後に残らない甘さ。
この場所の物語
噛む前に、口のなかで崩れてしまうんですよ。和三盆というのは、まず砂糖そのものの名前になります。そして、その砂糖で作る干菓子の名前でもあるんですよ。竹糖という、この辺りの気候に合う細い甘蔗から作ります。地元では、これを細黍と呼ぶそうです。
産地は讃岐なら東かがわの引田、阿波なら上板と板野あたりに限られます。搾って煮詰めた白下糖を、盆の上に広げていきます。そこへ水を少し足しながら、しっかり練るんですよ。昔から、この一連の工程のことを研ぎと呼んでいるそうです。それを麻の布に詰めて押し舟という箱に入れ、重しをかけて絞ります。
昔は盆の上で3度ほど研いだから、この名になったのだそうです。粉のように細かくなるので、口に入れると噛む前に崩れます。甘さが立ちすぎず、あとに残らないんですよ。木型で押すと、梅や紅葉や貝の形になります。手のひらに載るくらいの菓子の中に、練って絞ってを繰り返した工程が畳まれています。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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