野菜・豆の料理
徳島県
ならえ
さちとあじ · FOOD & DRINK
根菜と蒟蒻を酢で和える。正月と祭りに、大鉢で作る。
この場所の物語
供える日の料理が、ふだんの卓の側へ静かに移りました。大根、人参、油揚げ、胡麻、蓮根、干し椎茸、こんにゃく。この7つを三杯酢で和えていきます。名前の由来は、7種を使うからだとも言われます。もう1つ、奈良漬から来たという説も残っているんですよ。
もとはここに奈良漬が入っていたのだそうです。徳島では奈良漬を奈良和え、あるいはならえと呼んでいました。大化の改新のころに食べられていた精進の料理に、ならえがあったとも伝わります。法事や彼岸の日に供されてきた一品です。美馬では祝いの席に、味噌汁やお平や白和えや魚と並べて出す習わしがあったそうです。
いまは家の惣菜として作られています。学校の給食にも、介護の施設の献立にも入っているそうです。7つの材料は、どれもこの土地でふつうに手に入るものです。酢で和えてあるので、何日か置いても味が落ちません。作り置きに向くことが、日常へ移った理由なのだと思います。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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