丼・飯
福井県 越前市
ぼっかけ
さちとあじ · FOOD & DRINK
具の多い汁を飯に掛ける。大正の頃から祝いの日に作られてきた。
この場所の物語
熱い汁を、炊きたての飯にかけて食べます。具は厚揚げ、牛蒡、人参、糸こんにゃく、削り節。福井県の越前、嶺北のあたりで、大正のはじめから100年以上続いてきた食べ方なんですよね。
名前の由来は二つ伝わっています。熱い汁をぶっかけるからだ、という説がひとつ。もうひとつは、あまりにうまいので、帰ろうとする客を追いかけて引き留めた、その追いかけるがぼっかけになった、という説です。作り方も味も土地ごとに違って、勝山では飯に赤い蒲鉾と三つ葉の入った出汁をかけ、わさびと海苔を添える茶漬けのような形になります。
出るのは祝いの日、正月三が日の夕食、報恩講の夜食。婚礼の最後に、嫁がこれを食べる土地もあるそうです。式のあいだで、その人ひとりのために出される椀は、それだけになります。汁をかけるという簡単な形が、いちばん改まった場面に置かれているんじゃないかなあ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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