商いの場/通勤圏の勤め
富山県 富山市八尾町諏訪町
八尾 諏訪町の坂の町並み
Yatsuo Suwamachi Sloping Street
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
石畳の坂に格子の町家が並び、風の盆の踊りが練られる路地を普段の日にも歩ける。
この場所の物語
八尾の諏訪町は石畳の坂に沿って格子の町家が並ぶ通りで、その石畳は踊るために敷かれたわけではないんですよ。山の斜面に張りついた在郷町の形がそのまま残っていて、秋の風の盆で踊り手が流していくのもこの路地になります。その日以外は、ふつうに生活の道として使われているんですよね。
坂を自転車で押して上がる人と、途中ですれ違うことになります。勾配があるぶん家の基礎は石を積んで高さを合わせていて、通りから見上げると軒の高さが階段のようにずれていくんですよ。富山市の市街までは車で30分ほどですが、冬は雪が積もるので、石畳と坂の組み合わせが厳しくなります。
踊りの練習は、夏の終わりから路地で始まるのだそうです。その音が2階の窓から漏れてくるのを季節の合図にしていて、祭りで知られた町を普段の日に歩くとたいてい物足りません。ここがそうならないのは舞台の側が毎日そこにあるからで、人がいないぶん道の傾きのほうがよく見える気がします。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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