産地の仕事
岩手県 奥州市江刺
岩谷堂箪笥の工房
Iwayado Tansu Workshops
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
欅の木地に漆を塗り、手打ちの鉄金具を打つ箪笥の工房があり、金具づくりも見られる。
この場所の物語
箪笥の顔になっているのは、木地ではなく鉄の金具のほうです。岩谷堂箪笥は奥州市の江刺で作られる箪笥で、欅の木地に漆を塗り、手で打った鉄の金具を打ちつけて仕上げるんですよ。金具は鉄の板を熱して叩き、透かしを彫って作るものなので、木地の職人とはまったく別の鍛冶の仕事になります。工房では木地と塗りに加えて、その金具づくりの作業まで見せてもらえるんですよね。
組合は5つの会社でできていて、伝統的工芸品として認められた技術を、それぞれの会社の中心に置いています。水沢江刺駅から新幹線が使えて、周りは農地と住宅の混じる土地なので、移動は車が前提になります。歩いて工房を回るというわけにはいきません。
箪笥というのは、動かすことを前提にして作られた家具です。引き出しの重さに耐え、運ぶときに角をぶつけても壊れないようにするために金具が要ることになって、その金具のほうが結果として意匠になりました。守るために付けたもののほうが、いちばん目立つ部分になっているんですよね。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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