産地の仕事/商いの場
岩手県 盛岡市材木町ほか
盛岡 材木町と南部鉄器の工房
Morioka Zaimokucho and Nambu Ironware
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
鉄瓶の鋳型づくりから仕上げまでを見学でき、材木町の通りでは土曜夕方に露店が出る。
この場所の物語
土曜の夕方だけ、通りの用途が数時間ほど入れ替わるんですよね。材木町は盛岡駅から歩いていける長さの通りで、南部鉄器の工房とそれを商う店がその両側に並んでいます。400年ほど前に近江商人が移り住んだのが始まりだそうで、川の舟運で木材を集散していたころの名が町の名に残りました。
いまは宮沢賢治にちなんだ愛称でも呼ばれているんですよ。土曜の夕方には露店の出るよ市がこの通りに立ち、鉄瓶は鋳型づくりから仕上げまでを順に見学できます。型のほうが器よりずっと手間がかかることにそこで気づき、しかも取り出すためにその型は壊されることになるんですよね。
そう知ると、完成した器を見る目がすこし変わってきます。盛岡駅から徒歩圏で新幹線なら東京へ2時間台で出られ、病院も店も市街に揃っていて、暮らしの用はひととおり足ります。町の名前はいまはもう無くなった仕事から付いていて、名前と中身がずれたまま400年たっても、誰も直そうとしないんですよ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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