祭事
和歌山県和歌山市紀三井寺1201 紀三…
紀三井寺の桜
Kimiidera Cherry Blossoms
祭事 · Festival
この場所の物語
和歌山の開花宣言というのも、この寺から出ることになります。和歌山県の紀三井寺の本堂の前には地方気象台が指定した標本木が立っていて、その木はソメイヨシノ、この1本が咲いたときに和歌山県の開花が発表されます。境内にはそのほかにも、約500本の桜があるそうなんですよ。
京阪神では早咲きの名所として知られていて、近畿地方に春を呼ぶ寺とも呼ばれています。ほかの多くの名所は気象台の記録から見頃を推し量ることになりますが、ここだけはその逆で、推し量る必要がありません。記録のほうが、この境内に立っている1本の木から取られているんですよね。
だからこの寺の桜が咲いたという知らせは、ただの観測ではなく、この場所そのものの出来事でもあることになります。春が来たと誰かが言うとき、その根拠になっている木が、この境内にちゃんと立っているわけです。その木は石段を上っていきさえすれば、誰にでも見られるところに立っています。
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