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この場所の物語
高麗川のほとりに、縄文の竪穴の跡がある、というのがいいんですよね。石器時代から人が住みついていた台地に、いまは西武池袋線の駅があって、東京に通う人たちの朝がはじまる。
高麗神社は、716年に高句麗王族の高麗若光を祀って建てられた古社で、その境内に立つと、この土地が単純な「東京の外側」ではないことがわかるんです。渡来の記憶が、ふだんの暮らしのすぐ隣に、ごく静かに置かれている。高麗郷古民家のたたずまいも、そういう感じで、台地の上にそっとある。
西部の丘陵は県立奥武蔵自然公園に指定されていて、日和田山や巾着田のあたりはハイキングコースが整備されているから、散歩の延長で山の入り口まで行けてしまう。東部は関東平野の平坦な地形で、工場や住宅が混在している。この東西の落差が、日高市のふしぎなぐあいで、丘と平野のあいだをぶらぶら動きながら、自分の生活の密度をすこしずつ調整できる土地なんですよね。
高麗村石器時代住居跡が国の史跡になっている、という事実を知ってから歩くと、足の下の時間の厚みがちがって感じられて、それがまた、いいなあ、と思うんです。
埼玉県日高市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 高麗村石器時代住居跡
- 高麗家住宅(埼玉県入間郡日高町)
- 高麗川
- 武蔵高萩
- 高麗
- 武蔵横手
- 高麗川
文化財
駅