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この場所の物語
三崎漁港の朝は、マグロと一緒に始まるんですよね。水産物地方卸売市場に荷が入り、三崎銀座通りの商店にも日が差してくると、港町のふだんがゆっくり動き出す。台地と岩場の海岸が入り組んだ地形は、歩くたびに視界が変わって、ちょっとした散歩がいつの間にか発見になるんです。
小網代の森には、干潟と雑木林がひとつながりになった自然環境があって、縄文や弥生の時代からここに人が暮らしていたことを、赤坂遺跡の竪穴建物の跡が静かに教えてくれます。諸磯の隆起海岸には、大地震の記録を穿孔貝の穴が刻んでいて、岩を見ているだけで、ずいぶん長い時間のなかに自分が立っているんだなあと、すこし不思議な気持ちになります。
三浦ダイコンや松輪サバが食卓に上がるふだんの暮らしがあって、城ヶ島水仙まつりや道寸祭りの笠懸が季節ごとに港町に根を張っている。京急三崎口駅から続くこの半島の先端は、都市の時間とは少し違う速さで、海と畑と祭りが混ざり合いながら、ちゃんと今日を生きているんです。
神奈川県三浦市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 赤坂遺跡
- 諸磯の隆起海岸
- 三崎口
- 三浦海岸
- 三崎
- 金田
文化財
駅
漁港・港