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常滑焼・陶芸体験
煙突のまちで、土をこねる。 常滑。日本六古窯のひとつ。千年つづく、やきもののまち。坂道には窯の煙突、壁には土管やかめ。まち全体が、陶器でできている。 ろくろをまわす。常滑の赤い…
煙突のまちで、土をこねる。
常滑。日本六古窯のひとつ。千年つづく、やきもののまち。坂道には窯の煙突、壁には土管やかめ。まち全体が、陶器でできている。
ろくろをまわす。常滑の赤い土が、手のなかで立ちあがる。朱泥の急須は、ここの名産。
やきもの散歩道を歩けば、足もとに陶片。塀に埋まった甕。
千年、土とともに生きてきたまち。その土を、自分の手でこねてみる。
黒板塀と土管が積み上がった坂道を歩いていると、足もとの土がずっと昔から焼かれつづけてきたんだなあ、と思うんですよね。常滑焼は平安時代の末期から生産されてきたもので、やきもの散歩道にはレンガ煙突が今も点在していて、ギャラリーと陶芸工房が混ざり合いながら、ふだんの町の顔をしているのがいいんです。
INAXライブミュージアムに入ると、タイルや土管という、ちょっと地味だけれど暮らしをずっと支えてきたものたちが、丁寧に並んでいて、なんだか自分の手でさわりたくなってくる。陶磁器の産地に暮らすということは、こういう素地の感覚が日々の中に溶け込んでいるということなんだと、すこし実感できます。
中部国際空港が空港島にあるから、名古屋からも、海外からも、思ったよりすんなりたどり着けるんです。鬼崎や大野の漁港からはアサリやアナゴが水揚げされていて、窯の町と海の町が、知多半島の西岸でごく自然に隣り合っている。そのぐあいが、この土地のふしぎでいいなあ、というところかもしれません。
愛知県常滑市に泊まる