野菜・豆の料理
神奈川県 伊勢原市
大山の豆腐料理
さちとあじ · FOOD & DRINK
参詣の道沿いに豆腐屋が並ぶ。丹沢の水で作るので水気が違う。
この場所の物語
供えられた豆と、山から出た水と、歩いてきた人。江戸のころ、大山の阿夫利神社への参詣が、庶民のあいだで大きな流行になりました。各地の大山講から大豆が寄進されて、それを大山の清水で豆腐にしたのが始まりだそうです。江戸から歩いてきた人たちは、参道の店で腹を満たしてから、山の上へ拝みに登りました。もとは精進の料理だったんですよ。
いまは現代の調理も取り入れて、土地の名物として定着しています。参道には豆腐の店が、いくつも並んでいます。ただし、決まった作り方があるわけではありません。だから口当たりも味も、隣どうしで揃っていないんですよ。食べ比べる人も、けっこう多いのだそうです。
豆腐は、丹沢の水で作るので水気が違うと言われます。冷たい水で締めると、豆腐の角がきりっと立ってくるんですよ。3つが揃った場所に、この豆腐があることになります。どれか1つ欠けていたら、参道に店は並ばなかったでしょう。いまは、山へ登らずに豆腐だけ食べて帰る人もいます。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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