魚介の料理
佐賀県 鹿島市
ふなんこぐい
さちとあじ · FOOD & DRINK
鮒を大根や昆布と何時間も煮る。骨まで柔らかくなる。
この場所の物語
弱火で10時間ほど煮ていきます。昆布で巻いた鮒を、大きく切った大根やこんにゃく、れんこん、牛蒡と一緒に鍋へ入れる。姿のまま、骨まで食べられるところまで柔らかくするためなんですよ。佐賀県の鹿島でつくられてきた、鮒の煮ものになります。
1月20日の、はつか正月には、これを恵比寿様に供えて、豊漁と商売繁盛と家内安全を願う習わしがあります。前日には、材料を売るふな市が立つんですよ。生きた鮒がそこで売られていて、その市が300年より前から続いているのだそうです。
10時間という長さを、はじめは辛抱の数字として読んでいました。供えものの支度だと知って、読み方が変わります。その日までに間に合えばよく、そのために早く火を入れて、あとは放っておくだけのことでした。300年つづく市のほうが、支度を始める日を決めています。長さは、我慢の量ではなかったんですよね。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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