商いの場
山口県 下関市唐戸町
唐戸市場
Karato Market
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
ふぐや鮮魚の卸売市場で、週末は仲卸が寿司や海鮮を対面で売る催しを開く。
この場所の物語
平日と週末とで、同じ建物の顔がすっかり入れ替わってしまうという、めずらしい市場です。ふだんの唐戸はふぐと鮮魚が業者の手から手へ動く卸売の場ですが、金曜から日曜と祝日には同じ台で仲卸が寿司を切りはじめるんですよ。切ったものは板を経ることなく、そのまま目の前に立っている客の手へ渡されていきます。
活きいき馬関街という名前がついていて、始まる時間は仕入れしだいになります。朝は金曜と土曜が8時、日曜と祝日は1時間はやく開き、閉まるのはどちらも15時ですから、ゆっくり来るとほとんど残っていないんですよね。買ったものを持って外へ出れば関門海峡がもうそこに広がっていて、対岸の北九州はトンネルを抜ければ20分という近さです。
魚を食べながら水をながめていると、県境の引き方が腑に落ちてきます。境は陸ではなく、海の上に引いてあるだけなのだと思えてくるんです。観光のための市場に見えて朝いちばんの主役はいまも業者のほうで、その順番が入れ替わっていないことがこの場所のいちばんの強みでしょう。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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