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この場所の物語
溶岩が固まってできた台地の上に、村はある。864年の貞観大噴火が残した鳴沢熔岩樹型や鳴沢氷穴は、地面のすぐ下に、ちゃんと1200年分の時間が埋まっているんですよね。道の駅なるさわの展望台から青木ヶ原樹海を見下ろすと、あの原始林もまた、溶岩の上に積み重なってきた時間なんだなあ、と、すこし遠い気持ちになる。
ジャガイモやトウモロコシ、富士山の湧き水。暮らしを支えてきたものが、土地の成り立ちと一本の線でつながっているのが、鳴沢村のおもしろいところだと思うんです。道の駅なるさわには日帰り入浴施設もあって、ふだんの買い物も湯も、ひとところで済んでしまう。村全域が富士箱根伊豆国立公園の中にあるのに、生活の気配がちゃんとある、というのがいいんですよね。
足和田山の遊歩道を歩いたり、青木ヶ原樹海の遊歩道をゆっくりたどったりしながら、PCを閉じた時間をここで過ごすのは、ちょっとふしぎな贅沢だと思う。万葉集に「鳴沢」と詠まれた土地が、今も静かにそこにある、というだけで、なんだか落ち着くんですよ。
山梨県鳴沢村に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 富士山―信仰の対象と芸術の源泉―
- 鳴沢熔岩樹型
- 富士山
- 大室洞穴
- 神座風穴 附 蒲鉾穴および眼鏡穴
- 鳴沢氷穴
- 富士箱根伊豆
文化財
自然公園