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この場所の物語
石動山の修験道遺跡を歩くと、院坊がいくつも連なっていた中世の気配が、地面のかたちにうっすら残っているんですよね。天平寺の衆徒たちが行き来した山道は、いまは能登歴史公園として整備されていて、散歩のついでに千年ぶんの信仰の厚みを踏んでいる、というのがなんだかいいんです。
邑知潟低地帯に降りてくると、丸井織物の工場がある町の日常が広がっていて、道の駅織姫の里なかのとの産直館には、農産物がずらりと並んでいます。JR七尾線の駅がいくつかあって、金丸駅や能登部駅といった小さな駅を軸にした暮らしのリズムが、ちゃんとここに根づいているのがわかります。
碁石ケ峰県立自然公園の風力発電所見晴台からは、富山湾と北アルプスが一緒に見えるんですが、そこに立つと、修験の山と、織物の里と、海までつながる地形が、ぜんぶひとつの風景として腑に落ちてくるんです。信仰と生業がずっと重なり合って続いてきたこの土地の手触りは、どこかしずかで、でも確かにあたたかいんですよね。
石川県中能登町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 石動山
- 能登半島
- 石動山
- 能登部
- 良川
- 能登二宮
- 金丸
文化財
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