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この場所の物語
九十九里浜のほぼ中央、栗山川の河口近くに立つと、稲作の平野と漁業の海がほんとうに近い距離で並んでいることに気づくんですよね。成田空港からシャトルバスで屋形海水浴場まで直接来られるというのも、なんだかふしぎな間合いで、旅の最初の一歩がいきなり砂浜だったりする。
広済寺では毎年8月16日に鬼来迎が演じられていて、重要無形民俗文化財に指定されたその所作は、鎌倉初期からずっとこの土地で続いてきたものなんです。四社神社の潮祭り、熊野神社の太々神楽と、信仰の暦がふだんの暮らしのそばにあって、古墳群や山武姥山貝塚まで含めると、縄文から中世まで何層もの時間がこの平野の下に静かに積んであるんだなあ、と思う。
木戸浜海岸にはアカウミガメが産卵に来るし、栗山川漁港ではサケの放流事業も続いている。干鰯という特産品の名前を見るだけで、ここの海と農の関係がすこし見えてくる気がする。サーフィンをしながら、夕方には坂田池公園を散歩して、翌朝また仕事のPCを開く、そういうふだんの繰り返しが、この土地ではわりと自然につながっていくんじゃないかと思うんです。
千葉県横芝光町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 芝山古墳群
- 横芝
文化財
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