揚げ物
愛媛県 今治市
せんざんき
さちとあじ · FOOD & DRINK
鶏を骨つきのまま下味をつけて揚げる。唐揚げより古い呼び名になる。
この場所の物語
名前の出どころだけが、いまも決まっていません。若鶏を、骨つきのまま一口大のぶつ切りにします。薄口の醤油、酒、生姜の汁、胡椒を合わせた液に、20分ほど浸けるんですよ。そこへ片栗粉をつけて、中くらいの温度の油で揚げていきます。ふつうの唐揚げと違うのは、骨がついたままだというところです。
骨から出る旨みが、火を通すあいだに身のほうへ入っていきます。江戸のころ、近見山の雉を捕って揚げたのが始まりだと言われています。いまから300年ほど前のことになるそうです。名前の由来のほうには、いくつかの説がそのまま残っています。丸ごと千に斬るようだから千斬切、という説。
中国語の軟炸鶏や清炸鶏が訛った、という説もあるんですよ。どちらとも決まっていないそうです。祝いの席には、必ずこれが並ぶんですよ。運動会の弁当にも、遠足にも、ふだんの弁当にも入るそうです。名前だけが宙に浮いたまま、料理のほうは根づいています。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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