鍋・汁
山梨県 富士川町
みみ
さちとあじ · FOOD & DRINK
小麦の生地を三角に折って味噌の汁で煮る。形が箕に似ることから呼ばれてきた。
この場所の物語
福をすくう道具の形をした、粉の料理です。小麦粉をよく練って薄くのばし、3センチ角ほどの正方形に切ります。それから、隣り合った2つの角をつまんでくっつける。そうすると、三角の形になるんですよ。それを、大根や人参、里芋、牛蒡、南瓜、椎茸、長葱と一緒に、味噌の汁で煮込みます。
名前のほうは、この形から来ているんですよ。箕という農具に似ているので、みみと呼ぶのだそうです。耳に似ているから、という説もあります。もう1つ、十谷にはこんな話が伝わっています。源氏の武士が戦の勝ちを祝って食べたもので、福をすくうという意味で福箕と呼んだ。それが縮まって、みみになった、と。
伝わっているのは、富士川町の十谷です。正月の元旦の朝、それから祭りや祝い事で人が集まるときに作られます。三角に折るだけの、ごく簡単な形をしています。それでも、福をすくう道具に見立てられているんですよ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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