魚介の料理
神奈川県 三浦市
マグロのかぶと焼き
さちとあじ · FOOD & DRINK
鮪の頭を丸ごと焼く。頬や目のまわりを、箸で掘って食べる。
この場所の物語
売れないから食べていたものが、いまは予約の要る一皿です。三崎の漁師たちは、遠洋へ出た船の上で、売り物にならない鮪の頭を煙突に吊るしていました。そこで蒸し焼きにして食べていたのが始まりだと伝わります。港へ帰ってきた若い衆の酒の肴でもあったそうです。煙突の熱を、そのまま調理に使っていたことになります。
40年ほど前から、港の近くの店が客に出すようになりました。卓に載ると、まず大きさに驚きます。箸を入れるのは、頬の身と、目玉の裏あたりになります。ふだん食べる鮪では、まず出てこない場所なんですよ。1つの頭で、4人前から5人前ほどの量になるのだそうです。
頬の身は締まっていて、肉に近い歯ごたえがあります。目玉の裏は柔らかく、脂が多くて、2口で無くなります。予約がいるので、思いつきでは食べられません。焼き上がるまでに、40分ほどかかるそうです。船の余りものにしては、ずいぶん遠くまで来たものだと思いました。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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