菓子
熊本県
いきなり団子
さちとあじ · FOOD & DRINK
輪切りの薩摩芋と餡を小麦の皮で包んで蒸す。皮が薄く、芋の断面が透ける。
この場所の物語
いきなり、というのは熊本の言葉なんですよ。簡単、手早く、すぐに、といったところの意味になります。短い時間で作れるので、急な客が来てもすぐ出せます。それが名前の由来だとされているんですよ。急ぎのための菓子だと、名前にそう書いてあるわけです。
薩摩芋の皮をむいて、1センチから1センチ半の厚さに切ります。それを、小麦粉と団子粉で作った生地で包む。あいだに餡を入れて、蒸し器で20分ほど蒸します。皮が薄いので、蒸し上がると芋の断面が透けて見えます。
伝わっているのは菊池のあたりです。火山灰の土で薩摩芋がよく穫れる阿蘇の山麓でも、広く作られてきました。旬は10月から12月にかけて。もとは、秋の農作業の合間に食べるおやつでした。いまは日常の菓子になって、土産にも、給食のあとの甘いものにも出ています。急いで作るための菓子が、いまは急いでいない人にも配られています。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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