一次産業/産地の仕事
茨城県 桜川市真壁町
真壁の町並み
Makabe Merchant Townscape
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
石材の産地に残る在郷町。見世蔵や薬医門が路地に混在し、御影石の塀や石灯籠が続く。
この場所の物語
塀も灯籠も縁石も、この町で目に入るものはみんな同じ山から出た石なんですよね。真壁は石材の産地に残る在郷町で見世蔵と薬医門がありますが、見せるために並べたというより路地のなかに混ざっています。目につくのは建物よりむしろ石のほうで、御影石の塀や石灯籠がどの通りにも同じ顔で続いているんですよ。
石屋がいまも仕事をしているので、加工中の石が道端にあります。それが商品なのか修理待ちなのか見ただけでは分かりませんし、2010年に重要伝統的建造物群保存地区へ選ばれた町並みです。鉄道が通っていないので筑西市やつくば市へは車になり、どちらも40分ほどかかるので、車がないと動きにくい土地なんですよね。
石材業はいまも、かつての仕事というより現在の仕事として続きます。町並みを残しているのはじつは石を切る仕事のほうで、産業がやめれば石屋は町を出ていくことになるんですよ。そうなれば塀が沈んだときに直せる人もいなくなるので、保存という言葉より、注文が続いている事実が支えています。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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