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西粟倉村 ローカルベンチャー
森を捨てなかった村が、若者を呼んでいる。 岡山・西粟倉村。人口千五百人ほどの、小さな山村だ。面積の九割以上が、森。 平成の大合併のとき、この村は、合併しない道を選んだ。小さいまま、…
森を捨てなかった村が、若者を呼んでいる。
岡山・西粟倉村。人口千五百人ほどの、小さな山村だ。面積の九割以上が、森。
平成の大合併のとき、この村は、合併しない道を選んだ。小さいまま、自分たちで生きていく。そう決めた。
そして、森に賭けた。「百年の森林構想」。荒れた人工林を、村ぐるみで手入れし、価値あるものに育て直す。
その挑戦に、若者が集まり始めた。木材を使った起業。新しいビジネス。よそから来た人が、村で会社を起こす。
ローカルベンチャーという仕組みが、それを支える。お試し移住から、本格的な起業まで。段階を追って、関われる。
大きな町に出ていくのが、当たり前だった時代。逆に、小さな村へ向かう人がいる。
森のなかに、未来がある。そう信じる人たちの村。
岡山・西粟倉の移住・起業プログラム。
杉の木目が、石谷家住宅の梁にも、町の空気にも、ずっと続いているんですよね。面積のほとんどが山林というこの町は、智頭杉を育て、売り、暮らしを組み立ててきた場所で、その太い幹のような歴史が、江戸期の商家建築の中にいまも静かに立っています。部屋が四十、土蔵が七つという石谷家住宅の奥を歩いていると、かつて鳥取藩最大の宿場町だったころの、ひとの往来の気配がふっと戻ってくるみたいで、いいなあと思うんです。
那岐山や東山といった山々に四方を囲まれ、千代川が流れるこの地形は、雪が深く、雨も多い。そのぶん、杉は真っすぐ育ち、芦津渓谷の水は澄んでいて、森林セラピー基地として鳥取県でただひとつ認定されているのも、なんとなくうなずけます。PCを持ち込んで数週間いても、朝の散歩と夜の静寂が、ふだんとはちがう密度で一日を組み立ててくれる場所です。
諏訪酒造の酒蔵を改めた酒蔵交流館・梶屋には、漫画『夏子の酒』の原作者・尾瀬あきらのギャラリーもあって、土地の産業と物語がひとつ屋根の下にいる、ちょっとふしぎでいいなあという場所になっています。板井原集落の伝統的建造物群を歩きながら、智頭杉の手触りと宿場町の記憶を、自分のペースで受け取れる、そういう町なんです。
鳥取県智頭町に泊まる
この地に重なるもの
- 智頭の林業景観
- 石谷家住宅
- 石谷家住宅
- 石谷家住宅
- 石谷家住宅
- 石谷家住宅
- 石谷家住宅
- 石谷家住宅
- 石谷家住宅
- 石谷氏庭園
- 氷ノ山後山那岐山
- 東山
- 沖ノ山
- 那岐山
- 智頭
- 智頭
- 土師
- 那岐
- 山郷
- 恋山形