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この場所の物語
駅のホームを、樹齢700年の楠がそのまま貫いている。萱島駅のその光景は、はじめて見た人がだいたい立ち止まって、スマートフォンを取り出すやつなんですよね。でも、毎朝そこを通り抜ける人たちは、楠に軽く目をやりながら、ふつうに改札を出ていく。そのぐあいが、この町の手触りをよく表している気がするんです。
成田山大阪別院の京阪車両へのお札掲示も、カタギ食品のゴマも、アントニン・レーモンドが設計した香里ヌヴェール学院の校舎も、信仰と製造と文化が、特別なふりをせずに住宅街のなかに混じっている。東部の生駒山系の丘陵と、西部の平坦な低湿地という、ふたつの地形のあいだで、町工場と宅地と神社がたがいにすこし距離を置きながら、うまくならんでいるんです。
寝屋川市駅から京阪に乗れば大阪市内へ出られるし、JR学研都市線の寝屋川公園駅もある。拠点として使うには、駅が4つあるというのは、じつにありがたいことで、どこかひとつが生活の軸になる。石宝殿古墳や高宮廃寺跡が、ふだんの散歩コースのそばにある、というのも、ここでしか味わえないぐあいだなあと思います。
大阪府寝屋川市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 石宝殿古墳
- 高宮廃寺跡
- 金剛生駒紀泉
- 寝屋川市
- 香里園
- 萱島
- 寝屋川公園
文化財
自然公園
駅