菓子
宮城県 仙台市
ずんだ餅
さちとあじ · FOOD & DRINK
茹でた枝豆を擂って砂糖を混ぜ、搗きたての餅に絡める。豆の粒が少し残る。
この場所の物語
薄皮をむくところが、いちばん手間のかかるところです。枝豆を茹でて、さやから出して、薄皮をむいていきます。そこから、すり鉢であたっていくことになります。この薄皮をむくところは、機械では代わりが利きません。砂糖と、塩をひとつまみ入れて味をととのえます。
搗きたての餅に絡めると、緑がひどくきれいに見えます。写真で見るより、実物のほうが淡い色をしているんですよ。粒が少し残っているくらいが、うまいのだそうです。すり鉢の底に当てる音が、台所から聞こえてきます。枝豆は夏にとれるものなので、もともと夏の食べものです。
仙台では、七夕からお盆にかけてがいちばん忙しくなります。お盆の供えものとして作られてきた家も多いそうです。冷凍の技術が入って、1年じゅう食べられるようになりました。便利になったぶん、季節のものだったことが薄れています。あの音が、夏の台所の音だったことも、少し遠くなりました。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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