菓子
宮崎県 都城市
ねりくり
さちとあじ · FOOD & DRINK
蒸した薩摩芋と餅を練り合わせる。黄粉をまぶして食べる。
この場所の物語
硬くなった餅を、芋のほうから片づけるわけです。正月に余って硬くなった餅と、蒸した薩摩芋を、一緒に搗いて丸めます。食べるときに黄粉をたっぷりまぶします。宮崎では都城のあたりで作られてきました。祭りではなく、餅を搗くその1週間に結びついた食べ物です。
ねりくりという名は、搗き混ぜるという意味の宮崎の言い方から来ているそうです。ぼったぼったと練るから、という話もあります。土地によって、ねったぼ、ねったくり、からいも餅とも呼ばれます。年の暮れから正月に餅を搗くとき、これも一緒に作る習わしがありました。主食の代わりにもなり、農家の間食にもなったんですよ。
硬くなった餅を、どうやって片づけるか。1月の半ばになると、どの家にも出てくる問いになります。この土地では、芋のほうから答えが出ていました。芋の甘みが入ると、餅の硬さが気にならなくなります。捨てずに済ませるための工夫が、そのまま菓子になっています。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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