漬物・発酵
秋田県 男鹿市
ハタハタ寿し
さちとあじ · FOOD & DRINK
塩をした鰰を飯と麹で漬ける。冬の雷の頃に獲れる魚を使う。
この場所の物語
名は、雷の古語から来ています。霹靂神と書いて、はたはたがみ。海が荒れて雷鳴のとどろくころ、産卵期の一時だけ、この魚が大群で近海に現れるんですよね。それで、その名で呼ばれるようになったのだそうです。
秋田では、はたはた無しでは正月を迎えられない、と言われるほど、暮らしに深く入っています。ハタハタ寿しは、その魚を米飯と麹をふんだんに使って漬ける発酵の寿司です。作り方は地域で少しずつ違って、獲ってすぐ塩漬けにするやり方は昔から伝わるものだといいます。
塩水に3日ほど漬け込んでから、飯と麹を重ねていきます。漬け上がったものは、正月に切り分けて出されるんですよ。桶を開けると、酸の匂いがふわりと立ちのぼるんですよ。旬は12月から2月にかけて、雷の季節になります。雷とともにやって来る魚を、米どころのやり方で仕舞うわけです。土地の二つが、一つの桶で合わさっています。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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