温泉
この場所の物語
波の音が、すぐそこから聞こえてくるんです。ホテルリビエラししくいの湯に浸かりながら、ああ、海のとなりで温泉に入っているんだなあ、とふしぎな気持ちになる。地下1000メートルから湧いてくるナトリウム-炭酸水素塩泉は、肌にすこしやわらかくからみつくような感じで、海辺の塩っけとはまた違う、ひそやかな手触りがあります。
大手海岸ではサーファーたちが波を読んで歩いていて、そのとなりで湯上がりの時間をぼんやり過ごせる。阿佐海岸鉄道で来ることもできるから、車なしでたどり着ける海辺の湯、というのがうれしい。ふだんの速さとはちょっとずれた時間が、ここには流れているんです。
長くいればいるほど、その時間のずれが心地よくなってくる。訪日客にとっては、サーフスポットと温泉がとなり合う光景そのものが、日本らしい「なんでもあり」のおもしろさを伝えてくれるんじゃないかと思うんです。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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