商いの場/観光・宿
秋田県 仙北市角館町表町・東勝楽丁
角館 武家屋敷通りと樺細工
Kakunodate Samurai Street and Cherry Bark Work
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
黒板塀の屋敷通りに樺細工の工房が並び、山桜の樹皮を貼る工程と屋敷の庭を見て回れる。
この場所の物語
塀が黒いので、内側の庭の緑がよけいに濃く見えるんですよね。角館の武家屋敷通りは黒板塀が両側にずっと続いていて、その内側に屋敷と庭があるので、目に入るのは枝の上だけです。塀の色が濃いぶん夏の緑も冬の雪の白さも強く出てきて、屋敷の並びには樺細工の工房が混じって建っているんですよ。
山桜の樹皮を薄く削り、熱と膠で木の芯へ貼り重ねていきます。その工程を工房では順に見せてもらうことができますが、同じ木の皮でも採る場所と年によって艶と斑がまるで違います。だから貼る前に並べて選び分ける時間のほうが、貼る時間より長くなるんですよね。
1976年に重要伝統的建造物群保存地区へ選ばれた通りで、塀はそれから先も、内側に住む人の手で塗り直されてきました。秋田新幹線の駅があり大仙市にも盛岡市にも通える位置ですが、冬の積雪は多く、雪の処理は毎年の仕事として組まれています。塀が高いのは中を隠すためで庭は見えない側に置いた贅なので、通りから眺めるこちらは、設計が防ごうとしたことをしているんですよ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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