産地の仕事
秋田県 大館市
大館曲げわっぱの工房
Odate Magewappa Workshops
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
秋田杉の薄板を煮て曲げ、山桜の皮で綴じる工程を工場で見学し、制作も試せる。
この場所の物語
煮て、曲げて、山桜の皮で綴じるという順で器ができあがるんですよ。大館の曲げわっぱは秋田杉の薄い板を湯で煮てやわらかくし、それを型に添わせて曲げ、合わせ目を皮で綴じていきます。工房ではこの工程を順に見学できて、自分で作ることもできます。
板が曲がる瞬間は、思っていたよりずっとあっけないんですよね。あんなに硬かったものが湯を通しただけで素直に言うことをきくので、見ているとなんだか可笑しくなってくる種類の光景です。木のいい匂いがいちばん立つのは削るときより煮ているときで、できあがった器は持ってみると写真の印象よりずっと軽くなります。
大館能代空港が近く市街には病院も商業施設も揃っていますが、冬の積雪は多く、除雪の手間はここでの暮らしの一部になります。板は柾目に挽いてあるので木目がまっすぐ通っていて、だから割れずに曲がるという順番になっているのだと思います。この器で冷ました飯は樹脂の容器とは違う状態で保たれ、山桜の皮は飾りというより構造で、いちばん先に傷むのもそこなんですよ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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