一次産業/産地の仕事
熊本県 天草市新和町・本渡ほか
天草陶磁器の窯元
Amakusa Ceramic Kilns
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
陶石と粘土の産地に窯元が島内に分かれて点在し、白磁と土物の両方をつくる。
この場所の物語
陶石と粘土のどちらも採れる島なので、白い磁器と土物とを同じ場所で作っているんですよ。天草市では窯元が島内のあちこちに分かれて点在していて、それぞれ扱うものが違っています。陶石からは白い磁器ができ、粘土のほうからは土物と呼ばれる焼き物ができるんですよ。
原料が2つあるということは窯ごとに扱うものを選べるということでもあり、そのぶん作り手の幅が広くなります。窯元がまとまらずに散らばっているのは、それぞれが原料の採れる場所の近くに構えてきたからなんですよね。熊本市の市街までは車で2時間ほど、橋で本土とつながっていますが、島内の移動は車が前提になります。
産地が散らばると、まとまりのほうは弱くなります。しかし原料の採れる場所に近いという利点があるので、運ぶ手間が減って、窯ごとの独立性のほうが保たれてきました。天草の焼き物に統一された印象が薄いのは、産地としての形がそもそも1つではないからです。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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