祭事
長野県飯田市川路 天龍峡
天龍峡の紅葉
Tenryukyo Gorge
祭事 · Festival
この場所の物語
この谷は、詩を書くのに向いた土地だと地元が宣言している、めずらしい場所なんですよね。平成21年の秋に出た「天龍峡吟行適地宣言」というもので、吟行とは、その場を歩きながら句や歌をつくることです。宣言には歳時記や筆記用具を貸し、句会の会場も紹介すると書いてあって、谷を眺めるものではなく書く場所として差し出しているわけです。
そう言いたくなる理由は、歩けば分かります。姑射橋からつつじ橋を渡って一周する遊歩道はおよそ1時間で、断崖と巨岩のあいだにモミジやクヌギ、ナラが混ざり、色は例年11月の上旬から中旬にそろいます。名前は江戸の終わりに儒学者がつけ、明治の書家が奇岩を選んで十の景色に分けました。
見上げるだけでなく、見下ろす道もあります。天龍峡大橋の車道の下に展望の歩道が吊ってあって谷を上から見ることになりますし、舟に乗れば同じ木々を下から見上げることになります。17文字にするなら、どちらから見た秋にしますか。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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