祭事
島根県西部(浜田市・益田市・大田市ほか…
石見神楽
Iwami Kagura
祭事 · Festival
蛇が、火を噴く。
島根の西、石見地方の神楽。神話を、面と衣装と囃子で舞う。
有名なのは「八岐大蛇」。胴の長い大蛇が、何匹も出てくる。絡み合い、のたうち、舞台を埋め尽くす。子どもが泣き、大人が身を乗り出す。
起源は古い。神への奉納の舞として、社の祭礼で舞われてきた。明治のころ、テンポの速い「八調子」が広まった。神事が、娯楽の熱を帯びた。
衣装の刺繍は、重さ十数キロ。金襴は、石見の職人の技の塊だ。
担い手は、地域の若者たち。昼は働き、夜に舞う。
秋になると、各地の社で、夜を徹して舞われる。
神話は、本のなかにはいない。ここで、踊っている。
島根県・各市指定無形民俗文化財。