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この場所の物語
三原港から船で十数分、ネーブルやポンカンの木が斜面に並ぶ小佐木島は、瀬戸内海に浮かぶ小さな島なんです。明治27年からずっと働いている小佐木島灯台が、いまも変わらず海を照らしている。かつて造船で賑わった頃の面影と、いまの静けさが、ひとつの島に重なって置かれているのが、すこしふしぎな感じなんですよね。
人の声がほとんど聞こえない島で、ビオアイル計画というアートと自然の試みがゆっくり進んでいる。マルト汽船が一日に何度も三原港や生口島へ船を出していて、ふだんの買い物や仕事は対岸で済ませる、という暮らし方も成り立ちそうなんです。柑橘の匂いと潮の匂いが混ざる場所で、しばらく机を置いてみたくなる人もいれば、灯台と港だけの島を歩いて帰る一日があってもいい。そういう、ちょっと贅沢な時間の置き方ができる島なんだなあと思います。
小佐木島に泊まる
この場所の中身
島の上にあるもの
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