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この場所の物語
福江港にジェットフォイルが着くと、海風のなかに、どこか異国めいた匂いが混じっているんですよね。遣唐使の寄港地だった魚津ヶ崎、明との交易、そしてカトリックの信仰と、いくつもの時代が層になって島の表情をつくっている。堂崎天主堂のレンガや井持浦教会のルルドが、ふだんの暮らしのすぐとなりに置かれているのが、なんだかいいなあと思うんです。
鬼岳のなだらかな稜線は市街地のすぐ背にあって、朝の散歩でも登れてしまう近さ。西へ向かえば大瀬崎の断崖が海に落ち込み、夕方の光がリアス式の入り江をひとつずつ照らしていく。山内盆地を囲む山々と、複雑にうねる海岸線が同じ島に同居しているぐあいが、すこし、ふしぎなんですよね。
長崎や福岡から空路でも海路でも着けるので、しばらく腰かけて仕事をしながら福江の町を歩き、週末に教会群や西方寺の楠の本堂を巡る、という日々もちゃんと組み立てられる。遣唐使ふるさと館で島の来歴をたどってから海に出ると、はじめての人にも、何度目かの人にも、福江島はそのつど違う表情を見せてくれるんです。
福江島に泊まる
この場所の中身
島の上にあるもの
- 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
- 西海
- 福江島
文化財
自然公園
離島