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この場所の物語
海の向こう、屋久島から12kmほど離れたところに、ひょうたんの形をした小さな火山島が浮かんでいるんですよね。古岳や新岳といった若い山々がいまも湯気を立てていて、その島の名前が口永良部島。フェリー太陽が1日に1往復だけ宮之浦港との間を結んでいて、それ以外の時間は、島の中の時計が島の中だけで動いているような、すこしふしぎな感じがします。
本村地区にだけ港や商店、学校、ガソリンスタンドが寄り集まっていて、暮らしの場所はそこにきゅっとまとまっているんです。かつては硫黄を掘る鉱山で人が増え、いまは牧畜とぽつぽつ訪れる釣り人や温泉客の島になっていて、その移ろいかたが、なんだかいいんですよね。
寝待温泉という、名前からして眠たくなりそうな湯がぽつんとあって、霧島屋久国立公園の指定の中で、火山のすぐそばに湯を浸かれる。ふだんの暮らしから少し距離を置きたい人にも、いくつかの拠点をめぐっている人にも、遠くから日本の島を訪ねてみたい人にも、それぞれの読みかたで開かれている島なんだなあと思います。
口永良部島に泊まる
ONSEN
この地域の温泉
この場所の中身
島の上にあるもの
- 霧島屋久
- 寝待温泉
- 口永良部島
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