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この場所の物語
柳井港から船に乗ると、東西に細長い島がゆっくり近づいてくるんですね。中央に深い山を背負って、その急斜面に段々畑が頂上近くまで続いている。平郡島という、山口県のなかでもとりわけ静かな島です。
集落は東と西にわかれていて、それぞれに公民館があるんですよ。畑ではミカンや夏みかん、カーネーションが育てられ、磯ではヒジキやフノリ、サザエが採れる。太刀魚や地ダコもあがる。陸と海のしごとが、ひとつの島でずっと続いてきたんだなあ、と思います。
少子高齢化で藪に戻りつつある畑もあると聞きます。それでも、段々畑の石積みや、東西をつなぐ北側の道、平郡航路の船の時刻が、島のふだんの輪郭をいまも保っているんですよね。瀬戸内の藻場に囲まれた、すこし野性味のある暮らしのかたちが、ここにはあります。
平郡島に泊まる
この場所の中身
島の上にあるもの
- 瀬戸内海
- 平郡島
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離島