商いの場/通勤圏の勤め
山口県 柳井市 古市金屋
柳井 古市金屋
Yanai Furuichi-Kanaya White Walls
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
白壁の町並み。妻入の商家に本瓦と大きな鬼瓦が載り、軒先に金魚ちょうちんが下がる。
この場所の物語
金魚の形をした提灯が、いまも軒先に下がっています。柳井市の古市金屋は白壁の町並みで、妻入の商家の屋根に、本瓦と大きな鬼瓦が載っているんですよ。金魚ちょうちんは和紙と竹で作る張り子で、この町の土産として作られ、いまも通りに吊るされています。1984年の12月に重要伝統的建造物群保存地区へ選ばれていて、選定としてはかなり早い時期にあたります。
柳井駅から歩ける距離にあり、岩国までは車で40分、瀬戸内側なので雪はほとんど降りません。鬼瓦が大きいのは、妻入だと正面に屋根の三角が来るからで、いちばん目立つ位置に据えないと意味がないんですよね。妻入の商家は、間口の広さよりも屋根の高さのほうが先に目に入ってきます。
だから瓦の細工に金をかけるという方向へ進むことになって、鬼瓦がだんだん大きくなっていきました。正面が屋根の面積で決まる建て方だと、そこへ手をかけるしかありません。町の見え方は、建て方の向きひとつで変わってしまうのだと思います。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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