焼き物
福島県 福島市
円盤餃子
さちとあじ · FOOD & DRINK
フライパンの形に丸く並べて焼いた餃子を、皿へ返して円のまま卓に出す。
この場所の物語
鍋ごと皿へ返すので、円のまま卓に出てきます。鉄の鍋へぐるりと円を描くように並べて、まとめて一度に焼く。焼けたら、そのまま皿へ返すんですよ。福島県の福島市で生まれた、この土地だけの焼き方です。一度にたくさん焼けるので、大勢で分けて食べられるんですよ。
作ったのは、菅野かつゑという人でした。戦後、旧満州から引き揚げてきた一人です。満州で親しんだ水餃子をもとにして、この焼き方を考えました。昭和28年、福島に満腹という店を開きます。食べることにも苦労する時代に、腹いっぱい食べさせてあげたい、という思いだったそうです。
白い米が貴重だったころ、餃子の一皿で腹を満たせるという出し方が、そのまま評判になりました。店の名前が、そのまま目当てを言い表しています。円のまま出てくるので、どこから取っても角がありません。この形は、その目当てにいちばん効くやり方だったんじゃないかなあ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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