麺
兵庫県 たつの市
播州のそうめん
さちとあじ · FOOD & DRINK
手延べで細く延ばして干す乾麺。醸造の町と同じ川筋で作られ、冬に作業が進む。
この場所の物語
醸造の町と同じ川筋で、麺が延ばされています。兵庫県のたつのと揖保川の流域で作られていて、原料は小麦と赤穂の塩です。手でごく細く延ばしてから、干します。作るのは10月から翌年の4月までのあいだで、とくに厳しく冷える時期のものが良いとされるんですよ。
播磨のそうめんは古いものです。太子町の斑鳩寺に残る古文書の、応永25年、つまり1418年の条に、サウメンという記述があるそうです。本格的になったのは江戸に入ってからで、安永のころ、龍野藩の許可業種として奨励されていました。文化のころには、藩が産物の保護と育成を始めています。
きれいな水と、手の届く塩と、乾いて冷えた空気。醤油づくりと麺づくりとで、要るものがすっかり同じなんですよね。だから同じ谷が、まるで違うものを二つ作っています。偶然そうなったのではなく、条件のほうが先にあったのだと思います。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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