集い
千本釈迦堂 大根焚き
Daikon-daki at Senbon Shakado: Radishes Against the Kyoto Cold
集い · Gathering
師走のはじめ、千本釈迦堂の境内に湯気が立ちます。
大きな鍋で、大根を煮ているんですよ。輪切りにした大根に梵字を書いて供える。そのならわしが、いまも続いています。
参る人は、椀を受け取って、その場でいただきます。京の冬は底冷えします。足もとから、じわじわ来る。
だから、手のひらに伝わるあたたかさが、まずうれしいんです。
だしのしみた大根は、やわらかくて、あまい。かんだとたんに、からだのしんがゆるみます。
まわりを見ると、みんな立ったまま、だまって食べています。買いものかごをさげたおばあさん。昼休みらしい人。学生。誰も急いでいません。
この日のために、境内は湯気と人でいっぱいになるんだなあ。
食べ終えて門を出ると、年の暮れが、すぐそこまで来ています。
ONSEN
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