集い
美保神社 諸手船神事
Morotabune at Miho Shrine: Rowing the Old Negotiation
集い · Gathering
十二月のはじめ、美保関の湾に舟が浮かびます。
氏子たちが乗りこんで、櫂をにぎる。合図とともに、いっせいに漕ぎ出します。
遠くから来た使いを迎えにいく。その日のできごとを、いまも毎年なぞっているんですよ。
漕ぎながら、たがいに海の水をかけあいます。師走の海水です。冷たいなんてものじゃない。
それでも声はやみません。かけ声だけが、湾のなかで反響します。
岸から見ていると、しぶきが白く光ります。舟べりをたたく音。櫂のきしむ音。海鳥が飛びたつ。
美保関は、細い道に家がぎゅっと並んだ港町です。ふだんは、しずかなところなんですよ。
やがて舟は宮の前に着きます。櫂がおろされ、湾はまたもとの静けさにもどります。
神代のできごとが、目の前で起きているんだなあ。
ONSEN
近くの、湯