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この場所の物語
山居倉庫の欅並木を歩くと、木造土蔵の白壁がしっとりと光を受けていて、米と木の匂いがまじりあうんですよね。1893年に建てられた12棟の倉庫が、いまも庄内米の歴史を静かに抱えながら、観光物産館として日々のにぎわいをつくっている、そのぐあいがいいんです。
酒田という港町は、北前船の時代から物と人が行き来してきた場所で、旧鐙屋の町家造りや本間美術館の鶴舞園を歩くと、商人文化の厚みがふだんの景色の中に溶けているのがわかります。庄内空港から東京や大阪へのアクセスがあるから、ここを暮らしの拠点にしながら行き来するという選び方も、じゅうぶんに現実的なんです。
鳥海山を北に仰ぎ、日本海に向かって庄内平野が開けているこの地形は、見るたびにすこし、ふしぎな開放感があります。初孫や楯の川といった日本酒の蔵が地元に根を張り、寒鱈まつりや黒森歌舞伎が冬の暮らしに組み込まれていて、土地の時間の刻み方がほかとはちがうんだなあ、と感じます。酒田港から沖合に浮かぶ飛島のことを思いながら、夕暮れの最上川河口に立つと、この町がどれだけ遠くとつながってきたか、なんとなく腑に落ちるんです。
山形県酒田市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 城輪柵跡
- 堂の前遺跡
- 山居倉庫
- 旧鐙屋
- 總光寺庭園
- 飛島ウミネコ繁殖地
- 鳥海
- 酒田
- 南鳥海
- 本楯
- 東酒田
- 砂越
- 庄内空港
- 飛島
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