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和歌山県の他の市区町村
この場所の物語
金山寺味噌の甘い香りと、漁港から運ばれてくる潮の気配が、同じ町の空気に混ざり合っているんですよね。日高川の河口に広がるこの町は、約400年前に本願寺日高別院を中心とした寺内町として生まれ、その骨格がいまも町のどこかに残っている感じがします。スイートピーやスターチスを育てる花卉農家と、南塩屋や上野の漁港で働く人たちが、ふだんの朝を同じ国道42号沿いで始めているというのが、なんだかいいなあと思うんです。
御坊駅には特急くろしおが停まるので、大阪方面との行き来はわりと気軽にできて、紀州鉄道に乗り換えれば町の中をのんびり移動できます。ロマンシティ御坊で日用品を揃えて、御坊市立図書館で午後を過ごして、という暮らしのリズムが、ちゃんとここには整っているんです。市内に6社ある九十九王子をたどる熊野古道の道筋が、散歩のついでに歴史の地層へ連れていってくれるのも、ふしぎでいいなあと思います。
麻雀牌の製造という、ちょっと意外な産業がこの町に根づいているのも、御坊の素顔のひとつで、10月の御坊祭では小竹八幡宮に県指定の無形民俗文化財が今も息づいています。土地の手触りは、派手さより、積み重なった層の厚みのほうにある、そういう町なんです。
和歌山県御坊市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 御坊
- 御坊
- 道成寺
- 学門
- 市役所前
- 紀伊御坊
- 西御坊
- 南塩屋
- 上野
- 下楠井
- 北塩屋
- 抜井戸
駅
漁港・港