新潟県 十日町市
1件の予定
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ
越後妻有は、新潟と長野の県境に広がる山間の土地だ。冬は3メートルを超える雪に閉ざされ、高齢化と過疎化が長年つづいてきた。そういう場所に、2000年、アートの祭典がはじまった。 会…
越後妻有は、新潟と長野の県境に広がる山間の土地だ。冬は3メートルを超える雪に閉ざされ、高齢化と過疎化が長年つづいてきた。そういう場所に、2000年、アートの祭典がはじまった。
会場は、美術館ではない。廃校になった小学校の教室、棚田の畦道、農家の納屋、集落の空き家。750平方キロメートルの里山そのものが展示空間で、世界中のアーティストが土地の歴史や記憶と向き合いながら作品をつくっている。
カナダ、フランス、韓国、オーストラリア。
国籍も手法も違う人たちが、ここの土と雪と人に触れて、何かを残していく。
3年に1度、夏に開かれる。会期中だけで数十万人が訪れるが、作品の多くは常設で、会期外にも見ることができる。
レンタカーか路線バスで集落をめぐりながら、地図に印をつけて歩く旅になる。
効率よくは回れない。それがいい。
訪れた人の何人かは、そのまま住みはじめた。
火焔型土器が出土した土地だと知ると、この場所の底の深さに、すこし驚くんですよね。縄文の人たちが信濃川のほとりで暮らし、越後縮を織る人たちが雪の中で糸を引き、そして今は大地の芸術祭の作品が棚田や廃校に静かに置かれている。そういう時間の積み重なりが、十日町市の地面のすぐ下にある、という感じがするんです。
清津峡の渓谷を歩いたり、松之山温泉の湯に入ったりしながら、ここに何日もいると、雪と地形がふだんの暮らしの設計図そのものだったんだなあ、とわかってくるんです。図書館「十日町情報館」は豪雪対応の設計で、そこでぼんやり本を読む午後というのも、この土地らしい時間の使い方だと思う。魚沼コシヒカリや雪下にんじんが地元の食卓にあって、生活の根っこが土地とちゃんとつながっているのが、うれしいんですよね。
越後妻有里山現代美術館MonETにカフェレストランが併設されているのも、アートを「観に行く場所」じゃなくて、「いる場所」として設計されているみたいで、いいなあと思う。十日町市博物館で国宝の火焔型土器を見てから、へぎそばを手繰って、また野の道を歩く。そういうふつうの一日が、ここではとても豊かな一日になるんです。
この地に重なるもの
- 清津峡
- 田代の七ツ釜
- 松苧神社本殿
- 星名家住宅(新潟県中魚沼郡川西町)
- 星名家住宅(新潟県中魚沼郡川西町)
- 星名家住宅(新潟県中魚沼郡川西町)
- 星名家住宅(新潟県中魚沼郡川西町)
- 星名家住宅(新潟県中魚沼郡川西町)
- 星名家住宅(新潟県中魚沼郡川西町)
- 星名家住宅(新潟県中魚沼郡川西町)
- 上信越高原
- 松之山温泉
- 十日町
- 十日町
- まつだい
- しんざ
- 美佐島
- 下条
- 土市
- 越後水沢
- 越後田沢
- 魚沼中条